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郷に入りては郷に従え
b0116413_14371271.jpgついつい一緒に食べている
人のグラスが空いている事に
気がついた時、日本だったら
「お酒どうぞ」と言って注い
でしまう。
これがあちらでは女性がグラス
にお酒をつぐというのは違う
意味があるのがわかりました。
それはドイツでの事、ハンブル
クでレストランに牡蠣を食べに
行った時のこと、当時絵を習っ
ていた先生と数人で歓談して
いたのですが、先生のグラスが
空いていたのでワインの瓶を持
って「ワインは?」ときいたと
ころ、「だめだめ、女性がお酒
を注いじゃぁ」と言って私の手
から瓶をとって私のグラスと自
分のグラスに注ぎました。
よく聞くと、酒場の女を連れて
来たと思われる事になるのだそ
うです。
ヨーロッパはレディーファーストですから日本と都合が違う事をうっかり忘れて
いました。
私にとっては「こりゃいいワィ」ってところでしょうか。人のグラスの減り具合
まで観察している気持ちの余裕を、食べるものの方へ向けたい方ですから。
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ま、言ってみれば、本当はお酒の味がわからないつまらない人間です。これは
卑下している訳ではなくて、「世の中のお酒が美味しくてたまらないという方々
に比べると、人生の中で美味しいと感じるものが必ず一つ欠けている」という
訳です。でも、雰囲気だけは大好きで、ちびりちびり一人でナメているという
方が良いのでしょうか。
b0116413_1516913.jpgそこで、
「イャー、○○ちゃんに注がれるお酒は
うまいねぇー」なんて言われると、
「あっ、いえ、どーも・・・」などと言
い、ニコニコして注いで差し上げます。
心の中では、(誰に注がれても、味は変
わらないと思うんですけど・・・)と、
つぶやいてしまう。
「まーどうぞ、一杯」と言われると、
「あっ、どうも・・・」と、受けざるを得ない。
本心を申し上げますと、「人それぞれ飲むペースがあるから、ご自分のペース
でお飲みあそばせ」なのですが、そこは角が立たないようにして・・・。

パリで、海の幸のスタンドに牡蠣が並べられていましたが、それを見たとたん
に、こうも色々な事を思いましてしまった私は、どうもお酒を誰が注ぐのか、
お酒の席でお酒を次いで回るべきかということが、トラウマになっている
ようであります。
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by olivemomo | 2008-02-17 14:53 | Comments(8)
パリで起こった奇跡
メッセの様子は是非ビジネスブログの方の報告をごらん下さい。
Atelier M'sのコンフォートライフ
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最近、現実にはどうにもこうにも思い通りに行かない事ばかりで、
この世に、ファンタスティック!!と叫べるような出来事がなかった
私に、実は二度、パリのメッセ会場で奇跡とも言えるような出来事が
ありました。
b0116413_11383163.jpgもう、二十年近く前になりますが、
ハンブルク近郊のベントルフという
所に住んでいるインテリアデザイナー
を訪ねました。
名前は、アストリット・ホーマット。
クオリティーの高い個人住宅の
インテリアデザインを主に手がけて
いる方で、その方面ではちょっと有名人。
素敵な自宅の中にアトリエを持ち、
二度の訪問では、実業家の優しいご主人
とともに歓迎をしてくれました。

友人の従兄弟という事で紹介されたのです
が、初めて現役のインテリアデザイナーの
アトリエを見せてもらったことが私の今の
仕事を決定づける事になったと思います。


昨年のドイツ行きでは、実際にお会い出来なくて残念でしたが、電話ではご主人が
「あなたの事、よく思い出話をするんだよ。今度もっとすばらしいアトリエが
出来たからいらっしゃい」と言ってくれました。
「あの時にアストリットのアトリエを見て感激しました。当時私には、自分の
進むべき路に迷いがあったけど、彼女に会えた事で私はインテリアの路に
進もうと決心したのよ」と伝えました。
b0116413_11212211.jpg仕事をする時には、
常に彼女の事は頭の中にありました。
言ってみれば私にとっては理想の
インテリアデザイナーと言える人です。
センスも良いし、仕事と家庭を両立させ、
子育ても成し遂げ、素敵なアトリエで
布のチョイスをする時の彼女の姿は
カッコいいし・・・形から入って
しまったと思われるかも知れませんが、
彼女はそんな存在でした。

で、今回、パリ行きの前も後も殺人的な忙しさ。しようしようと思いながら
とうとう連絡する余裕がなくて、パリに着いても、なんだかバタバタ。
会場では、期間中にはきっと彼女、来ているだろうなぁーと思いながら
歩いていました。
b0116413_11502173.jpg昨年は10万2000人以上の入場者数。
とてつもない広さの会場は3日あっても
回りきれないくらい。あちらこちらで
多種多様な言語が飛び交う会場は、
一体ここはどこかと思うくらい
インターナショナルな雰囲気です。
ドイツ語が聞こえると
「あーアストリットに連絡しておけば
良かった・・・」
と何度も何度も思いました。


ふっと通り過ぎたシャンデリアがきれいなブースでやはりドイツ語が聞こえ、
通り過ぎたのですが、「えっ・・・?」と思い、「思い過ごしかな・・・」と、
思いつつも10歩程足を戻し、「違ったらどうしよう・・・」と思いつつ
「Sind sie vielleicht Astrid?」(ひょっとして、アストリット?・・・)
「Ja・・・・Oh my God!!!」(ええ、そうですけど・・オーマイゴット!!)
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ということに。二人とも興奮状態
でした。
約20年のインターバルです。
そして今までどんな思いで、
ここへ来たか。どんな事を考えて
いたのか、伝えました。
「ドイツに足を伸ばせないの?!
あなたの事考えていたのよ。
アトリエを見せたいわ・・・」
と、彼女も興奮してしまいました。
その時、奇跡ってあるんだと思い
ました。
何日かの期間中、膨大な広さの
場所で、何万人もの人の中で、
世界中で、今一番会いたい人が、
目の前にいたんです。
私の人生で、過去に一度だけ
そういう経験がありました。
会いたい、会いたいと思う人は
何人もいました。が、大概は叶う
ものではありません。そしてそのうちにそういう気持ちは薄れてゆく。
そんなものと、思って来ましたけど、なんだかアストリットの事は
このパリに来る前も、それ以前からもずっとずっと思い続けて来た
ものですから、私が念じた「思い」が引き寄せたのだと思いました。

『純粋な思いで、打算抜きで念じる事はきっと実現する』

という事ですね。

そしてもう一つの奇跡は、やはりある女性に会いたいなと思っていた
のですが、その方にも偶然会ったのです。その方の講演を聴いて、
いくつか聞きたい事があり、その時のメモを探したのですが、
見つからずにパリに来てしまったのです。

一日のうちに、こんな事ってあるんですね。

なんか今年は、すばらしい一年になりそうな気がしました。
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by olivemomo | 2008-02-11 18:46 | Comments(2)
パリ・メゾンエオブジェとムーブルパリ(3)
オルセ美術館に行くつもりが、間違えて行ってしまった美術館。
グランパレ。丁度、シャネルのショーの準備をしていてその反対側
に人の列があり、運良くクールベ展を見る事が出来ました。
並んでいるときにとったグランパレの外部。建築の装飾がきれいで
見入ってしまいました。
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b0116413_11114781.jpgその中にこんな部分を見
つけました。
以前ベルリンの建築の中
にも人の姿や顔が威圧的
に施されていた事を思い
出します。
これはちょっとユーモラス
な感じがして、パチリ・・・。

で、オルセ美術館の話になりますが、いつ訪れても、すばらしいの一言。
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上の写真反対側から。
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そしてお腹がすいた私は真っ先にレストランへ。豪華です。
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そして印象派の展示へ。
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その中にゴッホの絵がたくさんありますが、接近して撮った筆遣い。
中には、キャンバスの地がそのまま見えてしまうくらいの絵があり、
当時のゴッホの絵の具の使い方がうかがえます。きっと、充分に
絵の具が無かったんじゃないかと思えて、ちょっと切なくなりました。
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印象派の展示でよく見かける光景。キュレーターから、絵の説明を聞いて
いる子供達。何と幸せな子供達でしょう。本物を、手の届くような距離で
本当の色彩を感じながら絵に見入っています。
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パリに行く度に、エッフェル塔も、凱旋門も登っていない私ですが、
今度こそ・・・と思いきや、またもやだめでした。時間切れ。
明日からは、メッセです。
このブログも早く本題に入らなければ・・・と、少し焦り気味です。
そうそう、忘れていました。オルセ美術館の中に、アールヌーボーの
頃の家具の展示があります。
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b0116413_11583074.jpg興味深かったのが、楽器を
入れておく家具や、譜面台
でした。上の写真でもわかる
ように美術館の中にその様式
の部屋を作ってしまうくらい、
力のこもった展示だと思いま
す。
この美術館に来ていつも思う
事は、良い状態で本物の色、
材質を見せてくれていると
いう事。人類の宝物である
のに、もったいぶらずに、
芸術を本当に身近に感じさ
せてくれることに、私だけ
ではないと思いますが、訪
れる毎に神経が高揚して来
るのを感じます。





        ビジネスブログにはメッセの報告を出しています。
          Atelier M'sのコンフォートライフ
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by olivemomo | 2008-02-08 00:02 | Comments(0)
パリ・メゾンエオブジェとムーブルパリ(2)
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パリのホテルの前にグレーの、(ちょっとパリらしくない色彩ですが)自転車が整然と並んでいました。貸し自転車です。

b0116413_13355247.jpgパリの貸し自転車なんて信じられない話だと思えてなりませんが、車社会に大都市が一石を投じた策でしょうか。たしか始めの30分は無料、それから料金がかさんでゆくのですが、カードを差し込むところもあり(プリペイドカードかどうかは不明でした)、どこの駐輪場に返しても良いのだそうです。下の写真左が料金支払機。右が自転車の返却ロック。一台づつこのロックポールに停める。

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以前はパリにはあまり良い印象がもてなかった。
私がフライトしていた頃は、日本人が大挙してパリやイタリアに訪れて
ブランドものを買いあさり、ブティックに店員さんはにこりともせず、
「買うの?買わないの?」という態度だったと聞きます。(私は、どちら
かと言うと美術館通いの方が忙しくて、どこにどんなブランドがあるの
かも知らないで過ごしてしまった)けど、ジプシーの子供の多さには驚き、
モンマルトルの犬の糞、歩道のチューインガム、ごみ、地下鉄のスリ・・etc
ドイツ派の私は、パリはどちらかと言うと(美術館以外は)苦手でした。
当時から、日本に帰る度に「あー日本の街って清潔できれいで安全だ」と
つくづく思いました。
でもパリも、変わりました.レストランカフェが一月から全面禁煙ですし、
(代わりに外で喫煙するものですからタバコの吸い殻が路上に多かったこと)
上の写真のように貸し自転車があり、で、同行者いわく「パリらしく無く
なって来た・・・・」とのことでした。それも時代の流れ。さて、パリは
これからどう変わってゆくのでしょう。
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by olivemomo | 2008-02-06 13:48 | Comments(2)
Paris Maison et Objet
せかされてばかりいましたが、やっと第一弾が出せました。
これから少しずつご報告申し上げます。
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1月22日名古屋からパリのシャルルドゴール空港へテイクオフ。
機内から撮った月ですが、あまりにすばらしかったので、
一番めの写真にしました。タイトルの写真は丁度出くわした、
蚤の市の写真です。十数年振りのパリ。ドイツ派の私には
少々苦手な部分がありましたが、克服すべくパリに。
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下はCDG空港に待機しているTAXI MOTO。
一人で荷物の少ないお客さんはこれでいいのですね。
お客様用のヘルメットも備えてありました。
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いかにもパリらしい街角。
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パリでドイツの友人宛に小荷物を出そうと郵便局へ。

b0116413_19351592.jpgこちらは重さ毎に料金が違う
パッケージ。インターナショナルと
EU,スイス宛に色が異なっている。

b0116413_19441088.jpgこちらは小包の箱。
大きさによって料金が違う。
行き先によって色分けがされている。
ちなみにインターナショナルXL
(赤色の右上の箱)約25X40X15cm
位の大きさで料金が38ユーロ。
なかなかカラフルで、イメージが
良かった。

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で、パリらしい光景を。
皆さん、パーキングの天才!
でも、殆どの車のナンバープレート
がボコボコでした。
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by olivemomo | 2008-02-03 19:23 | Comments(10)