真実・バチカンにて
b0116413_16505814.gifバチカンを訪れたときに撮った写真です。そして思いました。

どんなに嘘を並べても、どんなに作り話を並べ立てても、真実がたとえ小さな存在でも、最後には勝ると思います。

嘘は、一度つくとそれを正当化するために上塗りをしなくてはならなくなります。強欲と嘘は意地を生みます。人間、意地になってくると方々にほころびが生じて来ます。ほころびがほころびを生みます。

だから、正直に生きる方が楽です。こんなに楽な生き方が出来るのにどうして、嘘と強欲に走るのでしょう。

例えば、世間的にはインテリの部類に入る人がいるとします。収入も人並み以上あります。ただプライドがその人生を支えている背骨です。「強欲と嘘」という贅肉が回りにびったりとついています。だから、見回すと親友と言える人はいませんし、一時は良い人なんだと錯覚を起こした人達も、錯覚に気がついて次第に離れていきます。まだそれに気がつきません。脅かしのように押しが強いのは弱い証拠。いつも誰かに同意を求めて自分の貧弱なアデンティティーを保とうとする。

そういう人に救いの手はあるのでしょうか。

大きな嘘や強欲が力を振るっても、小さな真実の重みは勝るのです。

この彫刻から一瞬そんなことを感じた、現代イソップ物語でした。
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# by olivemomo | 2007-08-16 17:34 | その他 | Comments(0)
リスボンにて
未だ、いくつもの段ボールに詰め込んだ写真を、整理できない状態でいるのですが、少し写真をデータにしたものがあったので、それを見ています。

1980年代の終わり頃、日本から子供のヨット、オプティミスト級の世界選手権があると言うので、ドイツに住んでいた私は、助っ人にポルトガルに飛びました。リスボンから少し西の位置にあるカスカイスと言うリゾート地でそのレースは行われました。またいつか、その事には触れたいのですが、試合の合間にリスボンに足を伸ばしました。
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乾いた空気の中、眩しい光に照らされたポルトガルの首都は、思いのほか、寂しさが漂っていました。世界の首都に抱いていたイメージと違い「え?、これが首都なの?」と思わせるほど人がいなかった印象を持ちました。私が今までに行った首都が凶器じみているのか、足早に歩く人の群れはないし、むしろのどかな印象を持ちました。それより建築物のいたるところに施されているタイルの見事なこと。

b0116413_10464177.gif7つの丘を持つこの首都の美しさは、色々な観光誌にも紹介されていますが、レトロな路面電車で丘の上に登ると、見渡す景色の中に、少しの「ほっ・・」とする瞬間を与えてくれる、小さな泉がありました。

食べ物も、美味しいし安かった覚えがあります。500円くらいでコースが食べられたし、魚介類がなんと言っても格別。そして、ポルトガルのワイン!!(あまり飲めないのに、調子に乗って結構酔っぱらってしまった)
もしこれから、ポルトガルに行くことがあるのなら、是非是非「お醤油」は必携です。イワシの丸焼きが名物で、しかも炭で焼いているのでとてもおいしいのです。

・・・どぉーしても話題が食べ物の思い出にいってしまうのですが、絶対に言っておきたかったものですから・・・

ヨットレースに出た日本から来た子供達は少しオリーブオイルが苦手だったようです。それでも、皆がんばった!そしてその中から、オリンピック選手が出ました。関一人(せきかずと)クン。今でも君のことは忘れてないよ。一番オリーブオイルが苦手で、こまったよね。でも常に冷静で、態度も大人で、いつも日本チームを引っ張っていたね。 あーーぁ、もう20年前のことになってしまいました。
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# by olivemomo | 2007-08-11 10:20 | ドイツ・ヨーロッパ | Comments(4)
暑い夜は・・・
b0116413_12122638.gif仙台の七夕祭りのニュースを聞いて思い出しました。7月のある日、友人から送られて来た写真です。
この画像は、NASAのハッブル宇宙望遠鏡が撮影した、みずがめ座の惑星状星雲NGC7293です。 通称はラセン状星雲と呼ばれており、寿命が尽きた恒星が、膨張して外周部を周辺に放出した姿です。3000年に一度と言われている大変珍しい現象で、またの名を 「神の目」ともよばれているそうです。

思わず、吸い込まれてしまいました。最近吸い込まれるほど魅了される画像にはなかなかお目にかかれなかったのですが、久々に背中にすーっと寒気が走るほどのインパクトがありました。まるで自分が立っているところが、宇宙船の中なのではないかと錯覚を覚えるほどでした。

暑い夜、ホラーみたいな、こわい「涼」ではなくてこんなすばらしい大宇宙の「涼」に浸ってみてはいかがでしょうか。そして私達は、宇宙の大きないとなみのなかの、ほんの小さな存在である事を知らせてくれています。

その他ハッブル宇宙望遠鏡で撮影された宇宙の写真の数々が見られるURLは以下の通りです。どれも、すーっと、すーっと、しますよ。

NASAの元画像は、
http://hubblesite.org/gallery/album/entire_collection/pr2004032d/

動画は
http://imgsrc.hubblesite.org/hu/db/2003/11/videos/a/formats/high_mpeg.mpg

ハッブルのnebula-collectionは必見!!!
http://hubblesite.org/gallery/album/nebula_collection

すばらしいのは色彩。人間の能力を超えたこの色彩に、しばし時間を忘れました。
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# by olivemomo | 2007-08-07 12:06 | その他 | Comments(2)
ボーボワ、バーズとの出会い
b0116413_13144628.gifbases(バーズ)Shop を紹介します。
バーズは、ボーボワという家具工房の併設Shopです。
私とバーズには感慨深い出会いがありました。
平成14年の1月、病床の母が息を引き取り、親戚などに連絡をするために家に戻ったそのときに、ボーボワの社長平盛氏が「バーズを手伝ってくれないか」と私の携帯に電話をかけてきました。つい先ほどのこと、最後の脈が消えるまで母の手を取り、その感触がまだ私の手に残っているというのに、いきなり頭を仕事に切り替えられなくて、今はそれどころじゃないという気持ちになっていました。

ところが、お葬式に参列者の中に、平盛氏の姿が見えて、「工場やショールームの開設で忙しいのに・・・申し訳ない。あんなに無下に断ってしまって・・・」という気持ちになりました。
それから2ヶ月ほど立ったある日「もうそろそろ気持ちは落ち着いたでしょうか?こもってばかりいると気も晴れないでしょうから、気分転換に手伝ってくれないかな?」と、電話がありました。

そして今日まで私がバーズと関わる事になったわけですが、私に少しでも働く場を与えて下さった感謝の気持ちを日々忘れずにいようと思います。
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        (上の写真は一番最初にカタログ表紙用に作った構成)

そして、ここの家具には社長や職人さん達の優しい気持ちがにじみ出ています。無垢材(主にチェリー材、ナラ材)に、自然の植物などを原料としたオイルで仕上げ、丁寧に作り上げられた家具です。常に、使う人の身になって、それでいて妥協を許さない、家具作りの職人魂に感動しながらお仕事をさせていただいています。

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昔、家業が製材業だったので、木の香りに包まれて過ごした子供時代を時々思い起こします。懐かしさと、そして一方新しさを求めて、ここのお仕事に関われる喜びを感じています。

朝比奈の山々に囲まれ、美しい自然に恵まれた環境で作り出される家具に、是非触れてみていただけたらと思います。HPでは、施工例なども載っています。
これからまた、このブログでも、バーズの家具を紹介していきたいと思います。

HPは  http://bases.cc

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# by olivemomo | 2007-08-04 11:23 | インテリア | Comments(0)
夕涼みコンサート
インテリアの話題をと、考えていたのですが、先にこちらが早く来てしまいましたので、先に投稿します。

7月29日、静岡プロムジカの会主催「夕涼みコンサート」が、清水区入江南町の法岸寺において行われました。
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b0116413_1412142.gifハープ:北村直子さん、
フルートデュオ:川島祐子さん、
          樋口貴子さん


ハープソロでは
J.パリー、J.トーマス、G.フォーレ、E.レクオーナの曲などを

フルートデュオでは
G.ビゼー(伊藤康英編曲)「二人でカルメンを」

二本のフルートとハープでは
E.エルガー「愛の挨拶」、
G.フォーレ「シチリアーノ」他、

を演奏して下さいました。



お寺でのクラシックコンサートも、近年方々で行われるようになって来ました。
静岡プロムジカの会の「夕涼みコンサート」はこの会が始まって以後、10年来に渡り、続けられてきました。
お寺の本堂でのコンサートという珍しさもさることながら、実力派の出演者達の演奏が聴けるとあって、毎年好評のうちに行われています。
今回のコンサートでは、120名余りの方々が、真夏の夜の癒しのひとときを過ごしていらっしゃいました。

今回のプログラムには、ハープ演奏がありますので、アイリッシュハープ同好者としては、何をおいても間近に勉強できる機会は逃せません。

ハープ奏者の北村直子先生は、静岡県周辺ではハープ演奏の第一人者。優雅でかつ、細やかで、そのうえ歯切れの良さをも持ち合わせ、本当に毎回聞くのを楽しみにしています。

フルートのデュオは今回初めて聞いたのですが、二本のフルートの楽器の持つ個性と、演奏者の個性が絡み合い、またこれほどまでに音の深みを表現できるものかと、感動しました。

そして、今回の三名の演奏者の皆さん、涼しげなお色のドレスもとっても素敵でした。

会場のことを付け加えますと、この法岸寺さまの改築の時に、宮大工の棟梁が長年温めていた、よく枯れた極上の材料をふんだんに使い、工事がされたそうです。
住職様、若住職様ともに芸術には深い造詣があり、この本堂もお寺とは思えない良い音の響きをしています。
三方に伸びやかに広がる音と、お寺特有の格天井(ごうてんじょう)に昇り跳ね返ってくる音とが、木質特有の暖かい反射のアコースティックとして聞こえて来ます。

いちど、夏の夜、不思議な空間をお楽しみになってみてはいかがでしょうか。
来年も楽しみです。
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# by olivemomo | 2007-07-30 13:05 | 音楽 | Comments(0)
コンサートのお知らせ
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10年以上お手伝いをしている、「静岡プロムジカの会」の特別コンサートです。
毎年、主にウィーンフィルの首席奏者をおよびして開いています。今回のオッテンザマーさんは、二度目の特別コンサートへの出演です。

今まで、本当に遠い存在だった、そして一人一人が世界的に有名な奏者とのふれあいで、本場の音楽を、目の前で聞くことが出来る喜びを感じて来ました。

これまでに、ウィーンフィル・コンサートマイスターのウェルナー・ヒンクさん、首席チェリストのフランツ・バルトロメイさん、首席フルーティストのディーター・フルーリーさん、ハーピストのザヴィエール・デ・ミストレさん、等々。

コンサートの後、皆さんとのふれあいの会は本当に楽しくて、ヒンクさんなどは、ご自分が片時も離さず持っているストラディヴァリウスを皆さんの目の前で見せて下さいました。

またオペラ座や、オーケストラのおもしろ話など色々なお話が聞けましたが、何よりもソリスト達の人間そのものを感じることが出来るのは、小さなコンサートならではです。

私がこのコンサートでもう一つ収穫だったことは、毎回のポスターを作るにあたり、必死になって、PhotoshopとIllustratorを勉強する機会を与えられたこと。でなければ、自分からなかなか取り組まないものです。

見にくいかも知れませんので、連絡先をお知らせしておきます。
静岡プロムジカの会(ルードウィッヒ音楽院内):tel.054-352-8563 です。

また追々、ウィーンフィルの首席奏者達とのふれあいの思い出のページを開いてみます。
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# by olivemomo | 2007-07-25 11:37 | 音楽 | Comments(4)
惚れ込んでしまったもの(その1)
おおよそ、女性の趣味とは思えないと言われましたが、「惚れちゃったんだからしょうがないでしょ・・・」と見つめながら,ニンマリしていたあの頃。
b0116413_1074996.gif小遣いを少しずつ貯めながら、ドイツ、主にベルリンとハンブルクで集めた、Zeiss Ikon (ツァイス イコン)を中心とした7台ですが、これが限界でした。でもそれでいいんです。一つ一つに思い出がありますが、このカメラ達にも、一つ一つの歴史があるだろうし、それらを受け止めて行けるだけの「うつわ」というか「力量」というものもない私ですから。彼らにしてみればこんなに遠くの国まで運ばれて来るなんて思いもよらなかったと思います。 

「ベルリンの空襲のときに地下で保管されていたんだろうね、どうだいこの美しさは・・」と行って説明してくれたおじさんの顔や、一生懸命に値切った時の思い出が、この蛇腹を開ける毎に蘇って来ます。

タイマーをかけてシャッターを押すと、「ジー・・・パッシャ」の音。パシャではなく、パッシャ。蛇腹を開ける時のスプリングの音も、今のメカにはもうない音なのです。重厚感と言うか、何とも言えない重みと、精巧さが感じられる振動が手に伝わって来ます。

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上の写真は、私の一番のお気に入り、Zeiss Ikon Ikonta B、Nr.521/16 Carl Zeiss Jena. レンズはTessar1:3.5 f=75mm, シャッターCompur-Rapid、フィルムは6x6を使用。1937年頃の製造で、以後このてのカメラのお手本となっていったようなカメラです。そしていまだに新品のようなスプリング部分のメッキの美しさはドイツのメッキの技術を物語っています。Jenaは旧東ドイツの有名なCarl Zeissの工場があったところで、もうその工場は存在していません。

まだ、被写界深度を理解したてで、Nikon EM をもって仕事で行った国々を撮りまくっていたあの頃、銀座のNikonサロンにも飾られたことがあったけれど、いつしか「写真に撮ったら面白いぞ」というものだけを追うようになっている自分に気がついて、ぷっつりやめてしまった時期がありました。

それにしても、この時空を超えて来たようなカメラを見つめていると、ものづくりの基本を教えられているような気もします。しっかりとした部材で、精巧さには妥協を許さない技術、きっと今よりも手作業が多かったに違いありません。「本物」はやはり、いつまでもすばらしさがあせないし、飽きられない・・・。

ふと、時間が止まってしまうような・・・そんなひとときです。
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# by olivemomo | 2007-07-21 10:41 | 趣味 | Comments(6)
相棒紹介
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相棒モモ。柴の雑種。時には子供のように、時には人生の師であり、私を支えていてくれる家族です。

丁度、12年前に引っ越しの段取りをし始めた頃にもらわれて来ました。

私が出会った犬の中で一番頭が良い・・・と、親バカな事を考えていますが、実際かなりのコミュニケーションは取れていると思います。

ここまで来るのにはやはり根気です。パターン化した事を何度も何度も教え込む。しかしあまりくどく教えると「やってられないよ」とあくびが出始める。そうしたら中断です。

そんなこんなを繰り返し、「おすわり」「伏せ」「待て」はもとより、「握手」のときには「右」「左」、「お行儀」、「お願い」のポーズ、「反省」のポーズ。ゲームにものってくれるし、情もなかなか深い。

彼女からは学ぶ事は多々ありますが、何よりも真っ直ぐな心。
日頃なにかと物事を複雑に考えすぎて、汚れていきがちな心を、「シンプルに」と教えてくれるのは、いつも彼女です。追々これらの事には触れていこうと思います。

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# by olivemomo | 2007-07-18 02:04 | ペット | Comments(5)
はじめまして
b0116413_14393140.jpg友人に、早くブログデビューしなさいとせかされ続けて、はや一年半。
やっとやっと重い腰を上げました。

「ブログって日記みたいなものでしょ?
私他人の日記なんて興味ないもん・・・」と背を向けてきたのに、
その友人のブログは毎日見ていたし、時々コメントも入れてた。


そう、知らせることと受け取ることでコミュニケーションは成り立っているとしたら、こもって仕事をしがちな私にはいいのかもしれない。

人生はひとつの旅路。
自分の前を通り過ぎて行った出来事、とりわけドイツに住んでいたころのヨーロッパのことを、ノスタルジックな思いに浸りながら、セピア色になりかけの思い出を写真の整理のつもりで綴ってみます。

そして現在進行形の生活、趣味、人生の相棒である愛犬とのこと、そして仕事であるインテリアのこと・・・。

私の好奇心という羅針盤を頼りに、まだまだ旅はこの先も続きます。
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# by olivemomo | 2007-07-15 14:24 | Comments(12)