布との関わり
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年賀状に使った写真です。
布への思いをこめました。

亡くなった母の遺品の中に着物の布や、洋服の布のはしきれが
たくさんありました。
小さな頃、新しい洋服をお金を出して買うよりも、母は嫁としての忙しい中
姉と私の洋服をずいぶんたくさん縫ってくれました。
その材料は叔母達のいらなくなった洋服でした。それを丁寧にほどいて
型紙を置き、裁ち台の上でラシャ鋏の音をじょきじょきと音を立てながら
裁つのです。その鋏の音が大好きでした。
子供会の遠足になると夜なべをして新しい服を作ってくれました。
ですから亡くなるまでまだまだ何かを縫う機会があると思って捨てないで
貯めていたのです。
母の口癖は「布は腐らないから・・・」です。
ほんの小さな切れ端ですら大切に箱にしまってありました。

DNAは、疑いもなく私の中に受け継がれてしまいました。
布が好きで、同じく小さな切れ端ですら捨てられないのです。

古い布を使って裂き織も始めましたし、古い着物も大変面白く、
インターネットのオークションで古い着物の柄を見るのが大好きに
なりました。本当に驚く程の色彩のコンビネーションで、大正昭和
初期の頃の日本人の色彩感覚に驚きます。写真のバックに映っているのは
戦前の銘仙の着物です。私の大好きな唐草の模様です。

仕事ではお客様のお子さんのアレルギー対策にこの近辺でたった一カ所
だけ残る木綿の機織り工場に出向き何種類かの布を縫い合わせて
オリジナルのカーテン生地も作りました。
写真の生成りの布はその時の材料です。

という訳で今年も布好きな私がどんな布とめぐり会ってゆくか・・・
楽しみです。

              お仕事ブログAtelier M's
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by olivemomo | 2008-01-13 19:24 | インテリア
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